8月末に、5週間に渡る教育実習が終わりました。私の配属先には計8名の実習生(大学生)がやってきて、私たちと一緒に働きました。
本来は4週間のはずなんですけれども、実習生たちが間違えて1週間早くきちゃったから5週間になりました。こういうところがソロモンっぽい。
しかも教育省からは9名来るはずが、8名しか来なくて、「あと一人は?」と聞いたところ「逃げた」と笑
逃げれるもんなのか?笑
そんなこんなで、学校に新たな風?として8人の若者たち(といっても私と同じくらいの年齢)がやってきました。
日本だったら、担当教官が付き添って授業を見たりするんですけども、こっちでは基本実習生が一人で授業しています。授業の組み立て方を指導している様子もなく。。。。
実習生の一人には理科が専門の子がいて、その子が私が持ってる1年生の授業を見ることになりました。初担当教官!!といっても形だけですけどね。
彼はweek1の月曜日に来て早々に「来週からくるね!」と1週間サボる大技を決めた強いハートの持ち主なんですが、授業の準備はしっかりやるなど、意外な一面を持った憎めないやつです笑
事実彼が私が持っていた24コマの授業のうちほ半分の12コマを持ってくれたおかげで、だいぶ楽になりました。彼が授業してる様子も何回か見にいったのですが、やはりピジン語ネイティブだと説明に厚みがありますね笑
そんなこんなであっという間に5週間が経ってしまったんですが、短いながらも1ヶ月ほど一緒に働いていると何となく友情というかほっとけない存在になるもんなんですねー
実習生の最後の日には生徒たちからのプレゼントが手渡されたり、ハグしたりして、そんな様子を横から見ながら
「ああ、俺も2年間が終わったときにはこういう風にしてもらえるのかな。。。」なんて思ったり。
まだ早いか
気がつけばもう残り1年を切っていて、なんやかんやソロモンでの生活にも慣れてきている今日この頃なんですが
「やってきたこと」
「伝えられたこと」
「肌で感じたこと」
たくさんあるんですけれども、与えたことよりも圧倒的に受け取ったものの数が多くて、そういうことを実感するたびに
「ああ、人って助けて、助けられて、そうやって生きていくんだな」
と強く噛みしめるわけです。
確かに、GDPとか所得とかそういうものを見たら、ソロモンは本当に発展途上な国で、それに比べて日本は先進国なんですよ。けれどもそんな日本から来た私に対してすごく優しくしてくれて、面倒もよく見てくれて、困ったことがあったら助けてくれる。その分、わたしもできることをしますけどね。
協力隊だって、そういう発展途上の国に対して何かしらの支援を進めていってるわけなんですけれども、実際は与えたことの何倍も与えられて受け取って、隊員は人間として成長して、日本に帰ってくることができると思うんですね。
出発した時よりも何倍も優しくなって大きくなって帰ってこれるのが協力隊の良さの一つなのかもしれないですね。
そんなことを思ったんです。
まだ早いか笑
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