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活動が始まって1ヶ月半経った今の心境

こんにちは

7月27日に任地であるギゾという町に来てからおよそ1ヶ月半が経ちました。

現在日本でいう中1と中2の学年計4クラスのScienceの授業を担当しています。

こっちの時間割では40分1コマが2コマ続いているので、実質80分授業です。
週に6時間×4クラスですので24コマの授業を見ていますが、80分授業として考えると12コマですね。

個人的に他の同僚2人よりも多いなと感じつつも、「まあいいか」と諦めて気持ちを切り替えて過ごしています。

1日の主な流れとしては、

朝6時ごろ起きて、8時前に職場に行く。

授業をして、午後1時から2時ごろにお昼ご飯を食べる。
夕方の4時ごろまで授業の準備をしたりしてから、マーケットで買い物をして5時ごろ帰宅。

7時ごろに夕飯を食べて10時から11時くらいには寝る。

多少ずれはありますが、だいたいこんな感じ。

労働時間は短めです笑

そんな生活を約50日間続けてきて、感じたこと等をまとめてみようと思います。

まず、ソロモン人が一番大切にしていることは、家族です。

親戚含め、血の繋がっている人たちみんな。だから、息子の体調が悪くなったら、仕事を休んで看病するし、親戚が困ってたら助けに行く。家族と過ごす時間は何よりも大切だと思っていて、お互いに尊重し合っている。例えば、同僚の家族の体調が悪かったとして、同僚は休む。そうすると、仕事に穴が開くことになるんですが、周りの人は何一つ文句も言わず、フォローします。それは、自分自身がそういうシチュエーションになった時に助けてもらえるから。

本当に素敵だと思います。


日本ではなかなかないことだと思うんです。

日本で通用するかといったら多分通用しないんだけど、「そういう心構えを持ってる人たちがいる」ってことをちょっとでも多くの日本人に伝えたい。日本は清潔だし、ものはたくさんあるし、便利だけど、家族とか信頼とか、もっと人間として、原始的に大切な何かを失いかけてるんじゃないかなと思います。

モンスターペアレントや自殺率、引きこもりとか待機児童とか教育分野には数多くの問題があるんですが、これらは「家族を大切にする」っていう心構えでちょっとは解決できるんじゃないかなと、思いました。

次に感じたことはソロモンでは学校で・社会の縮図として、人間関係を築き上げ、・ソロモンで生きるために必要最低限の知識の習得を教えていると感じました。(あくまで個人的に)
日本だったら、「大学に行くため」とか「高卒だといい仕事につけないから」とか「なんとなくみんな高校行くから」とかそんな理由が多いと思うんです。特に「大学に行くため」じゃあ、大学で何を学びたいの?と聞かれると言葉に詰まる生徒も少なくないはず。ソロモンには大学が1つあります。日本のように筆記試験は無いようで、いわゆる面接で合否が決まるそうです。 

ソロモンでは日本でいう中3(Form3)と高2(Form5)、高3(Form6)で大きな試験があり、それをパスしないと進級できません。

難易度はまだ知りませんが、かなり難しいそうです。高校を卒業しても、大学に行けるとは限らないし、ましてや仕事に就けるとも限らない。大学を出れば、ある程度いい仕事に就けるのだろうけど、正確にはわからない。つまり、「高卒」っているキャリアにはあまり価値を感じていないようです。
でも、いい成績がいい仕事に結びつくということは、口うるさく言っているので、生徒もそのことは理解しているはず。
でも、それを踏まえても、勉強に対する姿勢は褒められたもんじゃ無いです笑

遅刻・欠席の嵐宿題はやらないし、筆記用具も持ってこない奴もいる勉強した先のメリットは保障されてない環境で、日々を過ごしているけれども、けれども、学校が好きなんだなって感じる時がたくさんあります。
「勉強は嫌いだけど、学校は好き」こんな子どもたちがたくさんいる学校です。

そして、それを受け入れているこの国の環境彼らは、彼らなりに真剣に生きていて、真剣に今この瞬間を楽しんでる。っていうのが伝わってきます。学校で働く身としては、「時間を守ろう」とか「宿題はやってくる」とかは守って欲しいんだけど、それは日本産の考え方であって、ソロモンではあまり通用しないようだ。

彼らにとって、何が一番幸せなのかを考えながら、いろいろ模索しています。そんなことも踏まえて私はソロモンの学校では・社会の縮図として、人間関係を築き上げ、・ソロモンで生きるために必要最低限の知識の習得を教えていると感じました。(あくまで個人的に)※ちなみにソロモンでは「農業」「産業技術(大工仕事)」など、生活に密着した科目があります。
進級に関わるテストではないようです。青年海外協力隊として派遣されているわけですが、何かを伝えるというよりも、ソロモンという国やその国の人々から気づかされることばっかりです。

私も負けずに、侍魂を持って、made in Japanの人間を宣伝していこうと思います。

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