気がつけば9月も終わろうとしていて、どうやら今週末には元勤務校の文化祭があるようだ。
めちゃ行きて~!
と思いながらも無理な話。後で様子を伺うことにします。
あれからもう1年も経ったのね。早いような長いような。
それはさておき、この日は木曜日。
翌日はTERM3の最終日ということで全校生徒が集まって歌を歌ったり、ダンスをします。その様子はこちら。
いざ!ソロモンへ 〜高校の非常勤講師が青年海外協力隊へ応募した話〜
青年海外協力隊へ応募した時や訓練所での生活、任地であるソロモン諸島での活動を紹介しています。
つまり実質の最終日はこの日です。
そんなTERM3の最後の日は
朝から雨。。。。。
なんだか嫌な予感。。。
職員室には、、、、誰もいない、、、、、
朝一の授業、教室に行くと、、、
20人くらいいました笑
そんで今日は確認問題を実施!
昨日やったことなのに頭を抱えて悩んでるのが可愛い
できは散々でしたが、振り返ることも大切なのでまあよしとします。
続いて午後の授業
様子がおかしい。
いつもは賑やかで机をドラム代わりにして遊ぶような奴らなのに、静かだ。。。。
嫌な予感。。。
3人+なぜか隣のクラスの子1名がいました笑
もーTERM最後の授業なのに3人かい!!
雨が降ったので、みんな帰っちゃったのかな??
しょうがないので、何をしようか考えて、理科室に置いてあった顕微鏡を使ってみることに。
埃まみれ&蜘蛛の巣がある状態で、ちょっと心配でしたが、一応使えました!!
カバーガラスはないのですが、スライドガラスはたくさんあったので、スライドガラスを2枚重ねて見ることに
簡単に名称の説明と使いかたを伝えて、
「気になるもの見つけてきてー」と伝えました。
そしてしばらく様子を見ることに。
「お!なんか見つけたのかな?何見てるの?」
生徒A「ヘアー!!!」
生徒B「虫の死骸!!」
私「・ω・」
その後、植物の断面等を用意してあげました笑
彼らが生まれてはじめて顕微鏡を使って見たものは、髪の毛と虫の死骸でした笑
その後は
その辺の葉っぱを摘んできたり、虫を捕まえてきたり、トンボの死骸を持ってきたりして、各々見つけたものを普段は見ることができないスケールで見ることができました。
そして
中でも人気なのは
髪の毛
定番ですね笑
倍率が高くないから、キューティクルまでは見ることができなかったけども、自分の髪の毛を見て大興奮!!
そんな顕微鏡から文字通り目が離せなくなっている姿を見て、
言葉にできない幸福感を覚えるのは私だけじゃないはず。
いつの間にか人数が増えてました笑
しかもクラス違うし!笑
相変わらず自由です。
私がやったことは環境(顕微鏡の設置)と使いかただけ。あとは「何を観察しよう」とか「このダイヤルはなんだ!」とかそういう疑問や好奇心は勝手に生まれてくるものなんだなって改めて思いました。
学ぶということにおいて、環境が与える影響は大きいんだなということを改めて感じた瞬間でした。
顕微鏡を取り出すときに偶然見つけた音叉で共鳴の予備実験をしてると、興味津々に寄ってきたので、共鳴の実験(っていうほど大したことではありませんが)筒の高さで音が大きくなったりする現象を体験しました。
水の量を変えて、音がウォーーーンってなる瞬間はめちゃ盛り上がります笑
ただ、悔しいのはちゃんと説明ができないこと。こればっかりは時間がかかるなあ。
まあでも触れることが今は大切だから、いっか。
理科を伝える身、学ぶ身として
「ウォーーなんだこれ!!」
とか
「これどうなってんの!」
とか
「不思議だなあ」
とか、そういう感情って、知識を持ってる以上に価値があると私は思うんです。学校っていうのはどうしても評価がついてきますので、知識を問うことが多くなります。でも、もっと根本的に大切なのは「不思議に思うこと」
Sense of wonder
だと思うんです。こればっかりはすぐには身につかない。たくさんの未知の現象に触れること。「なんで??」と思ったことを忘れないこと。それが大切だと思うな。
さらに何気なく見てる視点を自分の力で「ずらす」ことができること。
それができるようになるまで、しっかり見守ってあげることが学校の役目かな?
なんて、柄にもなく語っちゃって
独り言だと思って流してください。
ともあれ、予想外の出来事から、予想以上に充実した時間が過ごせた1日でした!!
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