つい先日、元教え子からこんな連絡が来た
以下会話です
※一部文脈、表現を変えています。(一部は会話を忘れちゃったから)
生徒「生物の勉強方法ってどんなことがありますか?」
ちょっと漠然としてたのでこう返事をしました
私「それはどこを目指す時の勉強方法?定期テスト?センター試験?それとも大学とかで勉強するような内容?」
どうやらその子なりに悩みを抱えているみたいで、現在高校二年生で来年は高校三年生になって、「大学受験」があるという不安と「何をしたらいいかわからない」状況で、いろんな人に相談した上で巡り巡って私のところに来たようです。
生徒「んーーーー。今のところはセンター試験かな。」
私「だったら今の時期は教科書をたくさん読んで、問題集を解いていくことかな」
生徒「でもそれだけじゃあ、不安で。。」
私「まあ確かにそうだと思うよ。でもセンター試験まであと一年以上あるし、大学受験のための勉強をしたって正直あまり面白くないし。日本の大学だと、要は問題があって、それに対して他のひとよりも多く正解できれば合格なんだから、いかに正解するかが大事だと思うんだ。だとしたら、出題傾向含め、受験科目についての知識をインプットして、それをアウトプットする作業が得意な人ほど有利だと思うんだ。インプットされた情報があまり多くない中で、アウトプットの練習をたくさんするのはあまりいい方法だとは私は思わないかな。だったら、『今の時期はインプットに専念する!』って感じで時期を限定してやってみたようがいいと思う。」
生徒「じゃあ、どんなインプットの方法があるんですか?」
私「教科書を読むとか、図書館にあるブルーバックスのような科学に関することが高校生向けに書かれている本を読んだり、日経サイエンスとかnewtonみたいな写真がたくさん使われている雑誌もいいね。受験に結びつけたいのであれば資料集を眺めてるだけでもいいと思うよ」
生徒「資料集…?」
私「理科準備室に置いてあると思うよ。○○先生に聞いてみな。1冊900円くらいだから少し大きめの本屋に行って『理科の資料集ありますか?』って聞けば、置いてあると思うよ」
生徒「探してみますー!」
私「そんで、その資料集を眺めてて、わからない単語とか記号とかがあったらgoogleで検索してみるのよ。そうやって自分が興味があることを資料集を見ながらちょっとずつ探ってみて、『もっと詳しく知りたい』って思った時に図書館でブルーバックスみたいな本を探して読むといいと思うよ」
生徒「なるほどー」
私「ところで大学行って何したいの?」
生徒「んーまだよくわかんないけど、生物について?かな」
3年間しか現場での経験がないのですが、割とこのように答える生徒が多く、しかも学力いかんに問わず「なんとなく受験」しようとしてる高校生が多い。(興味のある)分野はある程度絞れるけど、「2、3年後にはこうなってたい」って言うような、ちょっと先の将来像がうまくイメージできない子が多いなって感じます。
私「より体系的に勉強したいなら大学に行くべきだと思うけど、別に大学に行かなくても専門的な本を読めば、少し大変だろうけども知識は身につけることができるよ。実験とかになってくると、個人で設置できる設備が限られてることもあって、難しいかな。(分野は問わず)本格的な実験がやりたいなら大学に行くのがいいと思うよ。」
私「ところで、大学を卒業する時にどんなことができるようになってたいの?」
生徒「えー。なんだろう。全然イメージできないや。」
私「例えば、2年前に中学3年生だった時に、高校に入ったらどんなことができるんだろうって考えなかった?多分大半の中学生は考えてないんだろうけども、それを考えて生活するだけで、かなり大きな差になると思うんだ。だから、なんとなくでいいから「2、3年後にこんなことができてたらかっこいいなー」とかを考えてみて。5年後、10年後のことは考えるのが難しいと思うけど、2、3年先のことだったら、まだイメージしやすいと思うよ。」
生徒「2、3年後かあ、なんだろう。。難しい」
私「すぐに見つけろとは言わないけども、普段からちょっとだけ意識して生活してみて。」
生徒「ハーーイ」
私「そうやってちょっと先の目標ができたら、おのずとやらなきゃいけないこととかやっておくべきことが見えてくると思うよ。大学受験だって同じ。受験校が決まらないと絞るべき勉強内容が決まらないし、結局いろんなことに手を出しすぎて、どっちつかずになって終わっちゃうかもしれないし。そう考えると、今から受験校を決めるってのは悪くないことだと思うよ」
※こんなことは言ってない気がするけど、話の流れに乗って加えてみました。
とまあ、こんな感じでたまーーーーに、教え子から連絡が来たりします。嬉しい限りですよ。
振り返って質問に答えられたかどうかが疑問に残るところですが、まあ、いいでしょ笑
協力隊の活動とは違った内容でした。
ではまた。
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