noteはじめました!

いまさらだけど、私の青年海外協力隊としての活動内容を紹介します!

「青年海外協力隊ってどんなことをするの?」
「海外青年協力隊じゃないの?」
「井戸を掘りにいくの?」
「英語がペラペラじゃないといけないんじゃないの?」
このような質問を応募前から二次試験合格が決まってから何回も質問されました。
今回はそんな私の青年海外協力隊としての要請調査票をもとにして、活動を紹介します。実際の活動も紹介しますね。
ちょっと長め。

青年海外協力隊ってなに?

青年海外協力隊はJICA(Japan International Cooperation Agency:国際協力機構)のボランティア事業の一つです。
JICAの管轄は外務省です。つまり青年海外協力隊は国の予算で運営されています。JICAは日本のODA(Official Development Assistance:政府開発援助)事業を行う組織です。
青年海外協力隊は18~39歳を対象にいわゆる開発途上国への人的支援をしています。
詳しくは青年海外協力隊のHPへどうぞ

青年海外協力隊ってどんなことをするの?

活動内容は多岐にわたります。
私の要請されている職種は「理科教育」というものですが、この他にも「数学教育」「コミュニティ開発」「小学校教育」「体育」「映像」「野菜栽培」など、たくさんの職種があります。
さらに職種の中でも要請は異なってきて、例えば体育でもバレーボールの指導がメインのものや水泳指導がメインのものなど、細分化されています。

私の要請内容を紹介します

派遣国:ソロモン

職種:理科教育

区分:新規

派遣期間:2年

派遣先概要

  任地:首都ホニアラから飛行機で1時間のところにあるWestern州ギゾという町にあるギゾコミュニティハイスクール

  配属先の環境・事業内容:配属先であるギゾ中高校は幼稚園、小学校、中高校からなる通学生の学校である。中高校は、日本の中学1年(Form1)から高校3年(Form6)にあたる6学年、合計約500名の生徒が在籍している。1クラスの人数は45名程度で、学年によって異なる。教員数は全24名、各学年40分の授業が1日8コマあり、授業時間は8:00~13:40である。2012年6月まで青年海外協力隊(理数科教師)が配属され、主に数学を教えていた。

要請概要

  要請理由・背景:ソロモンではNational Education Action Plan(2013-2015)に基づき、①教育へのアクセス改善、②教育の質改善、③教育機関のマネージメント改善に取り組んでいる。①教育へのアクセス面では着実な改善が見られているものの、教育の質の改善は喫緊の課題となっている。
配属先の理科授業は2名の教員がForm1~5までを受け持っている。実験を取り入れた授業も行われてはいるが、実験用具の数、種類ともに不足しており、生徒参加型の授業となっていない。そこで、身近な素材を利用した理科実験の紹介と理科授業の質の向上をめざし、今回、ボランティアの要請がなされた。ボランティアは生徒の理科に対する興味・理解度促進から理科教科全体の底上げを図ることが期待されている。
  予定されている活動内容:①理科の授業を受け持つ。(最初は中学理科を受け持ってもらう予定となっているが、担当学年は赴任後相談の上決定する)
②同僚の理科教師に対し、実験の仕方、指導法などについて適宜助言を行う。
③理科室の管理、実験器具のメンテナンスを行う。
また、部活動やスポーツ、学校行事の実施も期待されている。
  活動使用言語:英語
  生活使用言語:その他

地域状況

気候:熱帯雨林気候
気温:23~35℃位
電気:不安定
水道:不安定
通信:インターネット可、電話可
実際にはちょっと違う部分があったりしますが、概ねその通りです。(私の場合)

英語がペラペラじゃないといけないんじゃないの?求められる語学力は?

応募条件

JOCV(青年海外協力隊の英略)の応募条件には様々なもの(国家資格等)がありますが、その中でも必須なものが、TOEICや英検等の英語の能力を示すものです。JICAの記載によると英検3級もしくはTOEIC330点が最低条件ということです。
もちろん、フランス語やスペイン語のスコアを持っていればそれを提出しても大丈夫です。詳しくはJICAボランティアのHP
それで私はというと、中学3年生のとき??に合格した英検3級を応募書類として提出しました。なにせ、英検はそれっきりで、大学生の時に受けたTOEICはIPテストだったので正式なスコアではなかったため。急遽TOEICを受けようとしても、時すでに遅し、結果が返ってくるまでには、募集の締め切りが来ています。というわけで、無計画な計画で応募したわけです。
それにしても中学3年生の時に受けた英検の合格証明書なんて、大切に保管している人は少ないんじゃないでしょうか。私はもうどこにあるのかもわからない状態でした。そこで英検のHPから問い合わせて電話をしてみたところ「だいたい何年前か」「何級か」「どこの都道府県で受けたか」「その当時の氏名」(記憶曖昧です。もっとあったかも)を伝えてみたら電話の向こうの担当の方が見つけてくれました。そして郵送で英検3級の証明書を送ってもらいました。

求められる英語力

正直、私は英語を大学受験のときくらいしかちゃんと勉強しませんでした。だから、とてもじゃないけれど、英語に自信があるとは言えません。海外に旅行に行ったことも2回しかないし。どちらも1週間くらいの旅行。
ズバリいって「英語に自信がある」とは言えません。
でも、選考には通ったので、資格の影響で合否が決まるということは必ずしもないようです。
※要請内容によって英語や第二言語のレベルがありますので、その辺はHPの要請一覧で確認してください。
そんで求められる英語力はというと、、、、
正直、英語がペラペラであることに越したことはありません。少なくとも派遣される地域は日本語が通じない地域であるので、コミュニケーションの手段として英語は必要です。だから、日常会話(挨拶や5W1Hの質問等)はできるようになっておいた方がいいです。
でも、英語に自信がなくても、積極的にコミュニケーションが取れたり、これから勉強してちょっとでも話せるようになれば、大丈夫です。
青年海外協力隊の選考の中には語学訓練があります。(いわゆる駒ヶ根訓練所・二本松訓練所での訓練)その訓練では主に語学を勉強します。
訓練をちゃんとやればきっと英語でコミュニケーションが取れるようになる(はず)
今からでもやれることはあるはず。

実際に活動していること

私が実際に活動していることは、ほぼ要請内容どおりです。

理科の授業を受けもつ(40分授業、週24コマ)

理科室の管理、器具のメンテナンス

部活動なんてないので、どうするの?って感じです笑
サイエンスクラブでも作ろうかしら。ギター部もいいね。
部活が全て体育会系という認識はない。文化部万歳。
同僚の授業は見学できてないので、これからですね。実験の相談とかは、たまにされます。
まあ、これからなのかな?正直ほとんどなんもできてない気がするけど。
ソロモンに到着して約1ヶ月間首都にて現地語(ピジン語)訓練を含むオリエンテーションをしたのち、任地であるギゾへやって来ました。
(たしか)火曜日について、その週は授業準備やらなんやらに使い、翌週から授業をしていました。
最初はもう何をしたらいいの?って感じでしたが、今はもう流れを掴んだで、とりあえず慣れました。イレギュラーなことはたくさん起こるけど笑
要請内容と実際の活動が一致してることの方が多いと思いますが、実際の活動がまったく違うという例もあるようです(特にコミュニティ開発等の職種が多い気がします)
なんでそんなことが起こるのかというと、要請を申請してからボランティアが任地に到着するまでに、2,3年かかる場合もあるようで、その間に情勢等が変わってしまうからだとか。
さっきも書きましたが、同じ職種でも活動内容はバラバラです。ボランティアの数だけ、活動の種類があります。
要請内容に関してはJICAボランティアのHPでも確認できるので、ご覧ください。
長くなりましたが、この分かりにくい文章がちょっとでも参考になればいいなと思います。

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