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帰国前に考えてたこと

いつもはそばによって手伝いをしたくなるのに、今日はなんだからそばにいると悲しくなりそうで近づきたくなかった。

接していられる時間が惜しいのだけれど、なんだか悲しくなっている自分を見せるのが恥ずかしかった。

ふと、2年間を振り返ってねぎらいの言葉をかけられると、思わず目頭が熱くなる

そうか。目頭があつくなるというのはこういうことか。と。

こうしてお別れの時期になると、今まで自分が関わってきた人たちの多さがわかる。

あの人にも挨拶行かなきゃ。あの人にも、この人にも。

振り返ると、人に恵まれてきたなぁ

人はどれだけ笑顔になれたかで幸せかどうかがわかると思う。

社会的地位でもなく、財産でもなく、どれだけ笑顔になれたか。そして、どれだけの人を笑顔にしてきたか。

オレは幸せだったな

あれこれ細かいことを思うことはあるけれども、ご飯食べて、笑って、歌って、踊ることさえできるのであれば、それはそれで素晴らしい人生なんだな。

日本を知っているからついつい比べてしまうわけで、知らなければそれはそれで言い訳で。

寝る間も惜しんで忙しい人生を送らなくてもいいんだ。そういう人生があっていいんだ。そういう社会があっていいんだって思えた。

世界的に見たらソロモンは発展してないのかもしれない。けれども、現実問題、全世界が同じように発展することは可能なのかと思ってしまう。だから、ソロモンはこのままでいいのだと思う。このまま、ゆったりとした時間が流れる場所が世界にあったっていいじゃないか。

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