こんにちは!
南太平洋にあるソロモン諸島からお届けします!
今回は
協力隊に参加したいけど、ぶっちゃけ懐事情ってどうなってるの?
という疑問にお答えします!
協力隊に参加している間(国内でのl訓練期間含む)に与えられる手当は大きく分けて
国内手当
現地生活費
補償制度(海外労災保険と国際協力共済会)
があります。
順に説明していきますね。
国内手当
国内手当というのはその名の通り、日本の口座に振り込まれるお金のことです。これは派遣前訓練中や派遣中に国内で生じる支出に対して使ってくださいというものです。
つまり、保険や税金等に使ってくださいという名目のものです。
支給されるためには無職または無給休職(職場に籍を残すが毎月の給料は受け取らない)という条件が必要です。
支給される金額はどちらも一緒です。
訓練期間中:40,000円/月×訓練期間
派遣期間中:55,000円/月×派遣期間
訓練期間中に支給されるお金については派遣前訓練が終了した時に支給されました。
派遣期間中については毎月日本の口座に振り込まれているみたいです。
基本的に派遣期間は2年間ですので、派遣中に支給される金額だけを見てみると
55,000円×24ヶ月=132万円!!
さらにそれに加えて、派遣が終了した後、次の進路や就職先が決まるまで生活費等に対しての手当てもあります。
これは無職と無給の現職参加者では多少金額が異なります。
無職の場合
帰国初動生活手当と帰国社会復帰手当が支給されます。
帰国初動生活手当は帰国してからしばらくの間生活したりや引越しのために使ってね。って感じです。
帰国社会復帰手当は帰国してからの求職活動に関わる費用に使ってね。といったものです。
支給してもらえる金額はそれぞれ
帰国初動生活手当:10,000円/月×派遣期間
帰国社会復帰手当:20,000円/月×派遣期間
となっています。これらは派遣終了時に振り込まれます。
無職だと2年間を全うしてから支給してもらえる金額は
(10,000円+20,000円)×24ヶ月=72万円!!!
無給の現職参加の場合
無給の現職参加の場合は帰国社会復帰手当がありませんので、
10,000円×24ヶ月=24万円
が帰国時に支給されることになります。
もし仮に、国内手当を一切使わずにいたら、帰国時には国内の口座に200万円ほどが振り込まれている計算になります。
2年間で200万円”も”貯金できると捉えるのか、200万円”しか”貯金できないと捉えるのかはあなた次第!!
国内の口座に毎月振り込まれるお金は旅行とかに使ってしまっている人も多いみたいですね〜
現地生活費
現地生活費はその名の通り派遣された国で使える口座に振り込まれる「現地で使える通貨」として振り込まれるお金です。
それぞれの国によって物価が違うため国によって支給される金額が違います。
物価の安い国と物価の高い国では少し支給される金額に差がありますが、各国の生活のレベルを調査して定期的に支給金額の見直しが図られているそうなので、生活レベルにそこまで大きな差があるとは思えません。
目安としては月5万円前後でしょうか。
ソロモンでは外食にかかる費用がとっても高いです。外食すると一回で1500円ほどします。ちょっとお酒でも飲んだら軽く3000円は超えてしまいます。
※現地の学校の先生のお給料は大体4万円くらいです。これでもかなりいいお給料をもらっている方。
ソロモン諸島は比較的物価の高い国ですが、月5万円ほど(正確な値は言っていいのかわからない)ということだけ言っておきます。
首都だとかなり出費があるので少し生活は厳しいかな。。と言った印象です。
※この金額には住居費は含まれていません。
補償制度(海外労災保険と国際協力共済会)
JICAとボランティアの間には雇用関係があるわけでありませんが、法令によって労災保険への加入が認められているらしく、業務中におきたことについては労災の補償を受けることができる場合があります。
それに加えて、国際協力共済会に加入することで使える制度があります。簡単にいうと病気によってかかった治療費を補填してもらえる制度です。この共済会があることで派遣期間中の病院受診にかかった費用や移動費等も支給されるので、病院受診にかかる費用の心配は少なくなります。
まとめ
無職の場合
・毎月55,000円が日本の口座に振り込まれ、さらに帰国時には滞在期間×3万円が入ります。
・派遣国での生活にはそこまで困らない分の生活費も支給してもらえます。
・病気になった時のお金も心配いりません。
無給の現職参加の場合
・毎月55,000円が日本の口座に振り込まれ、さらに帰国時には滞在期間×1万円が入ります。
・派遣国での生活にはそこまで困らない分の生活費も支給してもらえます。
・病気になった時のお金も心配いりません。
有給の現職参加の場合
・国内の口座に支給される金額は会社または自治体によって異なります。
・派遣国での生活にはそこまで困らない分の生活費も支給してもらえます。
・病気になった時のお金も心配いりません。
特に教員の現職参加制度については同期が素晴らしい記事を書いているので是非そちらをご覧ください。
参考 【青年海外協力隊 現職教員特別参加制度】給与ってどうなるの?待遇面をご説明negiyan.me
2年間を海外で生活するために日本での生活を一旦切り上げるというのは大きな決断だと思います。それでも、青年海外協力隊というボランティア制度は手当や補償制度がしっかりしているのでこれから海外でボランティアをしてみようという人にはかなりオススメです。活動内容とやりたいことのミスマッチが起こらない限り、充実した時間になるかと思います。
いかがでしたか?
「へえーこんなにもらえるのか」と思った方もいれば、「もうちょっと手当が欲しいな」と思う方もいるかと思います。
この手当の金額は昔と比べると変わっているので、今後変更になる可能性が大いにあります。詳しい手当や補償制度についてはJICAボランティアのHPを参考にして欲しいです。
読んでいただきありがとうございました。
読んでいて「参考になった」と思っていただけたらSNS等でシェアしてもらえたら嬉しいです。宜しくお願いします。
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